隠れた名作
放映当時(15年前?)、相当過激な作品だったのではないでしょうか。
それでも(それだから)、素晴らしく、見応えあるの傑作です。
この作品はとにかくスタッフが豪華です。
原作はベルばらの池田理代子
製作は手塚プロダクション
監督は出崎統と杉野昭夫
音楽は羽田健太郎
声優は戸田恵子、ナウシカの島本 須美。
小山 茉美(デスパレートな妻たちのナレーション。メアリーアリス)
堀内賢雄(フルハウスのジェシー、ビバヒルのスティーブ)
勝生真沙子(セックスアンドザシティーのサマンサ)
安達忍(ビバヒルのドナ、フレンズのレイチェル)
伊藤美紀(フルハウスのキミー)
海外ドラマ好きなので、代表的なものを書きましたが、
どなたでも聞き覚えのある声優さんばかりです。
これを当時NHKBSが放送していたとは、すごいですね。。
ヘタなドラマよりも感動
映像美、精神世界、内容ともにアニメとは思えないほどよくできています。舞台は名門女子高校。「宮さま」「モナ・リザの君」など、憧れのお姉さま方、そして「ソロリティ」なる聞きなれない、選ばれた生徒だけが入会できる特別なグループが登場するなど、少し現実ばなれした、しかしドキドキしてしまう世界。高貴な「宮さま」が登場するに相応しく、文学や歴史、フランス語などが顔を覗かせる。実に知的な内容。
男装の麗人「サンジュストさま」と聞けば、フランス革命は恐怖政治の大天使「ド・サンジュスト」を調べまくり、シェイクスピアのソネット第18番「あなたを夏の日にたとえようか・・・」と宮さまが呟けば、「それってなに?!」と本屋でソネットを買い、「サンジュストさま」が読んでいたのが、プルーストの著作「ジャン・サントゥイユ」と知れば、早速、図書館で借りてきてしまったり・・・。読み手の知識が増えることまちがいなし。
どうせアニメでしょ、なんて思わず、ぜひあなたもお試しあれ。
原作が色あせるくらいの迫力
あの原作を、よくぞここまで膨らませたと感じた。しかも、いい意味で。 お決まりのパターンと言えばそれまでだが、お嬢様学校ならではのドロドロした感じが濃縮され、ドロリと血管に直接入ってくるような、恐ろしさを感じた。実際、お嬢様学校に行っていたお金持ちの方に聞くと、共感できる部分が多かったようだ。 最初のボックスでは、登場人物とその背景が出揃い、見終わる頃には後半への知識と気持ちの準備が整う。 一つ一つの場面に異常に台詞が多いのは、少女マンガの特徴といえる。少女マンガをアニメにすると、静止画が多くてセルを書く人は楽なんだろうなーと、斜めから見るのも楽しめるかもしれない。
出崎アニメとして完成された少女漫画
女学園を舞台に友情・恋・嫉妬といった青春を描いた群像劇です。 奈々子の一人称で物語りは語られるのですが、とにかく周りの登場人物が個性的で魅力的だ。 親友の智子の描写が出崎作品らしく、とても清々しい友情を描いています。 奈々子が主人公として描かれているのだけど、智子であったりマリ子であったり奈々子を取り巻く友人たちも主役と変わらない輝きを持っている。 脇役が脇役を徹しながらも輝いて見えるその演出に脱帽します。
涙が止まりません
放送から10年を経ての発売となったのですが 映像はまったく色あせていません。 今見ても、当時よくNHKでこんなドロドロした人間ドラマ のアニメを放送したなと思います。 せっかくのDVDなのですから、得点映像などが入れば よかったと思います。 羽田健太郎の音楽も最高ですね、宝物です。
パイオニアLDC
おにいさまへ…DVD-BOX2
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