是非に及ばず



是非に及ばず
是非に及ばず

ジャンル:歴史,日本史,西洋史,世界史
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手に汗握る緊迫感

緊張させられる本でした。闘いの現場に引きずり込まれます。
戦国武将たちが一族郎党の命を懸けて必死で考え抜き、決断していく過程が、まるで自分が謀議に参加しているかのように伝わってきます。作者の描写は見事です。
これは経営者、政治家など頭脳を駆使して必死に闘っている人にピッタリの本です。派閥抗争を闘うサラリーマンも大いなる共感を持って読めるでしょう。ケーススタディ的な、N○K「その時歴○が動いた」のような本です。夢中になって読んでしまいました。
作者は呪術やオカルトに造詣が深いようですが、これは戦国時代において「最先端科学」だった極めて重要な分野。他の作家にない視点も斬新で楽しめます。
是非に及ばず

「是非には及ばず」という、信長にまつわる言葉をタイトルに関した本作だが、
これまでも様々なところで議論されてきたテーマ、
『明智光秀が信長を殺したのは、間違いではないか?』
に真正面から取り組んだ力作になっている。
これまでも、「信長殺し、光秀ではない 八切意外史」で八切止夫氏が主張
してきたネタであるが、ここで山口氏はある画期的な方法で、真実を抉り出す。
それは、「サイキックリーディング(霊視)」による検証であった――。

霊視による検証で、明智光秀という一人の人間の魅力が、実にいきいきと描かれている。
まるでその時代を見てきたかのような描写は、サイキックリーディングだからこそ
成し得たのだろう。

416ページに及ぶ長大な歴史絵巻であるが、山口氏の筆で鮮烈に色づけられ、
実に飽きさせないのも特筆すべき点だ。

2006年、面白い時代小説が読みたければ、是非お勧めしたい。



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